++キミが一番…++ 「イッキ〜、怒るなよ〜」 イッキは頬を膨らまして言った。 「怒ってません!」 「………明らかに怒ってるよ」 空は小声で言った。 イッキはムスッとした顔で言った。 「何か言いました」 「い、いや何も言ってないよ……ほ…本当に」 空は、焦っていた。 (びっくりした〜聞こえたかと思ったよ) 「ふーん、別にいいけど…」 「な、なんで機嫌悪いのかな…?」 突然開き直ってニヤリっと笑うイッキに戸惑いながら空もぎこちない笑みを浮かべた。 「自分で考えろ!」 そう言ってイッキは布団の中に入った。 「イッキ〜〜」 それからどうなったかは…………皆様の中で。 -END-